綺麗な海を見たくなり、飛行機を当日予約し一人で沖縄に出かけてきました。
宿は以前から気になっていた星のや沖縄にしました。
この記事では星のや沖縄の宿泊体験を書いています。
星のや沖縄へのアクセス
星のや沖縄は沖縄県中部の読谷村にあります。空港のある那覇からは車で1時間少しです。私はリムジンバスで移動したので那覇から約1時間半かかりました。リムジンバスは読谷村地域のその他のリゾートホテルも回ります。
9月の平日に出かけましたが、リムジンバスは外国からの観光客で満席だったため、乗車券の予約は早めに取るのがお勧めです。また、席の指定はできず、先に乗車した人から席に座って行きます。
那覇から少し距離があるので、時間が合わない方は初日は那覇市内に宿泊し、翌日移動することも一つの選択肢かもしれません。私は那覇に到着したのが午後を過ぎてからだったので、初日は那覇のOMO5沖縄那覇に宿泊しました。
また、もし特別な思い出を作りたい方は那覇からクルーズ船で移動する「海風クルーズチェックイン」を利用できます。
チェックインまで
リムジンバスはチェックインの可能な午後3時よりも早く到着したため、星のやの隣にあるレストラン、オールーグリルで昼食を頂きました。
海は遠くまで見渡せて景色がいいです。

こちらは店員さんがお勧めしてくれたアボカドチーズバーガーです。ポテトにはローズマリーのようなハーブがかかっていて風味が良かったです。

この施設の周辺は散策もできます。

食後はバンタカフェでドリンクをテイクアウトして、室内スペースで頂きました。ここは寝転がって過ごせるので、寝ている人もいました。人気でソファはなかなか空きませんでした。

その他、浜辺に座って過ごすこともできます。
チェックインの時間が来たので、隣にある星のや沖縄に歩いて向かいます。

写真の右にある白い建物がレセプションです。
星のや沖縄にチェックイン
施設のレセプションの建物前にはタブレットを手に持ったスタッフがいました。チェックインを告げると建物内部に案内してくれます。この日は15時過ぎに着きましたがチェックインの人が多いため少し待つことになるとのことです。
このチェックインの建物の中は深海のような深い青の壁で囲まれており、高い天井の上部から光が差し込まれています。心が落ち着く空間でチェックインの待ち時間も一つの体験となりました。
レセプションに呼ばれて、簡単な手続きと、ホテルの地図やアクティビティの書かれた冊子を貰います。滞りなく終了しました。
移動
客室まではスタッフが運転するカートで移動します。スタッフが施設内の紹介をしながら、客室近くのポータル(出入り口)に案内してくれます。
この敷地全体は約1km続く壁で守られており、壁の中に客室と海があります。壁に開いたいくつかの出入り口がポータルです。

さらにこの壁の中には植物園のような庭が広がっています。

ここを歩くのが毎日の楽しみになります。
ティン ツイン
今回宿泊したのはティンというツインの部屋です。
室内では靴を脱いで過ごします。
こちらがダイニング。この窓は入り口側です。美しいアイランドキッチンです。

ダイニングから見える海。バルコニーにあるソファは秋以降の利用がお勧め(自然に囲まれた環境なので)。

寝室から見える海。

私の理想の家がそこにありました。
洗面所も浴室も居心地が良かったです。入浴剤などのアメニティも充実していました。
また、非常に大きなクローゼットがあるので長期滞在もしやすくなっていました。
星のや沖縄の散策
先述の長い壁に沿って植物の生えた庭が続いています。

この庭は歩くごとに植物の層が変わり、飽きることがありません。
少し歩くと海に出ることができます。

こちらは海遊用ではないですが、足をつけて遊ぶことができました。
海で泳ぎたい方は近くの別のホテルのビーチを利用できます。
海は夜も散歩ができるので、満点の星空も見ることもできます。
夜の庭もとても美しいです。

夕食
夕食は部屋で頂きました。
ギャザリングサービスという調理準備のできた料理を部屋に持ってきてもらい、部屋に備え付けのIHを使って自分で料理を温めて完成させるものを利用しました。出来立ての料理が頂けます。余談になりますが、フライパンを持参すれば地域の食材を購入して料理できそうです。
カルパッチョ

メイン

おまけの島ラッキョウ。こちらも美味しかったです。

その他、季節の刺身やトロピカルなサラダ、おじやのようなものも滞在中に頂きました。
ドリンクはワインなどを注文できる他、室内の家庭用冷蔵庫(家族用サイズ)にも置かれていて、価格が安いので気軽に手に取ることができます。オリオンビールもありました。
ワインはスパークリングで一番安価な確かオーストラリアのものを注文しました。なぜオーストラリアだろうと疑問でしたが香りをとって納得。トロピカルフルーツの香りでした。
朝食
朝食はインルームダイニングを利用しました。

朝からサラダやフルーツを頂けて、充実した1日の始まりを感じられます。
周辺の観光
周辺の観光地には残波岬や青の洞窟があります。
今回は灯台のある残波岬に行っただけで、残りは部屋のダイニングで海を見ながら丸一日過ごしていました。
灯台から

ホテル方面

写真の左手前が星のやで、その右がオールーグリルやバンタカフェ、左奥のレンガ色の屋根がホテル日航アリビラです。
残波岬の後は紅芋タルトで有名な御菓子御殿でお菓子を買って帰ります。
移動について
今回ホテルから歩いて残波岬に行きました。時期は9月。厳しい残暑でした。早歩きで30分ほどかかったかと思います。
もう少し穏やかな季節なら徒歩でも移動が可能ですが、夏はタクシーの利用がお勧めです。残波岬からの帰りは体調を考慮してタクシーを使用しました。
残波岬にあるマイクロバスのカフェで飲み物を飲みながらタクシーを待ちましたが、タクシーが到着するまで約20分かかりました。また、タクシーはアプリでは捕まらず、電話をすると迎車を依頼できました。
その他、レンタサイクルはホテル日航アリビラで提供されていますが、残波岬まで上り坂なので日頃運動の習慣がない方にはせっかくの休暇なのでタクシーやレンタカーの利用をお勧めします。
チェックアウト
チェックアウトは12時。ギリギリまで客室で海を眺めていました。
チェックアウト時に食事料金などを支払います。
滞りなく終了して、リムジンバスで那覇空港へと向かいます。
どんな宿泊者がいるか
バケーションを楽しむ2人組を多く見かけました。若い方から4、50代まで見かけました。子連れの方もプールでは見かけました。
海外からの旅行者も何組かいました。
何度もホテルの敷地を徒歩で移動しましたが、意外と他の宿泊者とすれ違うことはあまりなく、ラウンジにお茶をしに行くと横にあるインフィニティプールで遊んでいる人がいたという程度でした。
リゾートなのでサンダルやTシャツなど気楽な格好をできるのが嬉しいです。その他、サンダルは部屋に備え付けられており、ホテルの用意する服を着て敷地内を移動することも推奨されています。
施設周辺での買い物
ホテルの敷地内のラウンジ「集いの館」に売店はありますが、沖縄伝統の工芸品やホテル特製ちんすこうなどのお土産がメインです。ホテル特製のちんすこうはデザインが上品でお土産にお勧めです。
施設周辺は自然豊かな村なので、スーパーなどは近くにありません。しかし、タクシーで10分ほど移動すればローソンがあり、こちらで食料を調達できました。ローソンの辺りは住宅街で小さなスーパーもあります。
もしレンタカーを利用せず、何か用意しておきたい方は那覇空港周辺で用意しておくのが良さそうです。
ホテル内サービス
ホテルではいくつかのアクティビティやサービスが提供されていました。
ぶくぶく茶
ウェルカムドリンクとして、道場でぶくぶく茶を無料で頂けます。セットのお菓子はホテル特製のちんすこうです。提供時間が限られているので確認をお勧めします。
洗濯物
クリーニングに衣類を出すこともできますが、コインランドリーもラウンジ横にあります。
星のや沖縄で一人旅は楽しめる?
一人旅は楽しめました。
スタッフの方が親切に対応してくださいますし、食事は室内で落ち着いて頂くことができます。スタッフの方がお料理を持ってきてくれますが、落ち着いた時間になるようにしてくれます。
どちらかというとホテルまでのバスの中で過ごす時間が手持ちぶたさでした。
一方、これが家族連れになったらどうでしょうか。自分はゆっくりと過ごしたくても、お子様はプールや海でたくさん遊びたいかもしれませんよね。
一人旅だからこそ自分のためだけの豊かな時間を楽しめます。
星のや沖縄の感想
沖縄には何度も行く機会がありましたが、今回のように客室が独立していて、施設内に庭が広がるホテルには初めて泊まりました。
結果、全てが癒やされる体験となりました。
朝は鳥の鳴き声で目が覚めます。
海を眺めながら朝食を頂き、その後は海を眺め、昼は少し足を伸ばしてソーキそば、帰って海を眺め、夕方は沈む太陽に見とれ、夜は出来立ての料理とワイン。
理想の1日がそこにあります。
思わず延泊しました。
ホテルを後にして思ったこと、「早く家に帰りたい」
家とは海の見えるその部屋です。
おわりに
日本で綺麗な海を見られる場所の一つ沖縄で、海の見られる部屋をお探しの方は星のや沖縄を検討されてはいかがでしょうか。
求めていた1日をそこで体験できるかと思います。